②自然食

捨てないでよかったぁ~

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今年も我が家では

おいしい味噌ができあがりました。

 

3月のブログで雑穀味噌を

仕込んだ様子を書きましたが

http://torun-lab.cocolog-nifty.com/harmony_pot/2010/03/post-5659.html

そのお味噌もおいしくできました。

 

実は2週間前に

「空けてみたら帽子のような白いカビが

びっしり生えていますが大丈夫でしょうか・・」

一緒に仕込んだYOKOさんから

こんな相談のメールが来ました。

 

いまにも捨てられてしまいそうな気配。

とりあえず見てみないと

わからなかったので

日にちを合わせてお家にうかがう事にしました。

 

甕の中をさっそく見せてもらうと

カビは取り除かれたあとでしたが

お水が上がっていました

その中に手をいれてみると

お味噌らしき塊を確認。

 

お水を取り除いて

その塊を指でつまみ

恐る恐る味見をしてみると

なんともまろやかな

おいしい雑穀味噌になっていました。

「大丈夫、大丈夫!」

 

YOKOさんもほっとした様子。

その後は

お味噌ドレッシングを作ったり

味噌を塗ったおむすびを食べたり

お味噌づくしのランチ会。

出てきた感想は

「捨てないでよかったぁ~」

 

YOKOさんの

はじめての雑穀味噌づくりは

とりあえず成功でした。

 

この雑穀味噌は

ちいさなひかり1組さんの

ふろふき大根の味噌ダレとして登場します。

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お味噌

Uni_4377 3月に仕込んだお味噌。

そろそろ半年が経ち

今日は家族も勢ぞろい。

絶好の日と判断して

味噌樽のフタを開ける日に決めました。

中がどうなっているのかドキドキ。

おそるおそる、開けてみます。

お酒のような甘い発酵の香り。

薄く生えている表面のカビを杓文字で取り除き

みんなで味見。

「う、うまい!」「おいしい!なにこれ!?」

早速次のお仕事の天地返しに取りかかるものの

繰り返しで子供の手が樽の中にのびてきます。

本当に後引くおいしさでした。

お昼には味噌とゴマペーストとみりんをすり鉢で擦り

パンに塗ってトースト。

夕飯にはもちろん重ね煮味噌汁。

「うまい!うまい!」の連発。

自分達が作った味噌の味は格別。

熟成を作り出す時間のありがたみを感じて

味噌を食していました。

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土用干し

Uni_3758 ひさしぶりのお天気で

今日は梅を干しました。

今回は赤しそは入れず

シンプルに白梅干しです。

干す前に試食してみましたが

食感もよく

美味しい梅干になりそうです。

 

梅酢もよい具合に上がっていました。

去年の梅酢はちょうど1年持ちました。

梅酢は半分ずつ瓶にわけて

片方にはローズマリーを入れます。

我が家ではキャベツやキュウリの千切りを

このローズマリー入りの梅酢で和えます。

これでドレッシングにも早変わり。

お野菜を手早く美味しくいただけます。

梅干しのオマケのような

この梅酢が

うれしい気持ちを倍にしてくれます。

 

それにしても

良いお天気の日が続きません。

梅を干すのに3日間はほしいのですが・・・。

自然には逆らえませんね。

 

9月には

3月に仕込んだお味噌もできがります。

こちらもいまから楽しみです。

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重ね煮とマクロビオティック

「マクロビオティックとは違うのですか?」

重ね煮の話しをすると

ときどきこんな質問を頂戴します。

難しい質問で

個人的な考えも含んでしまいますが

根幹の考え方や目的は同じで

料理法と仕上がりが違うだけと

思っています。

どちらも

「陰」と「陽」の調和で自然界は成り立つという

東洋に古くから伝わる

『陰陽論』の考えを食の基本にして

食によって心身の健康を目指すものです。

重ね煮料理法は・・・

  お鍋の中に

  陰性の食材から陽性の食材までを

  規則的に重ね、熱の対流によって

  食材を中庸(陰と陽の中間)に近づけます。

マクロビオティックは・・・

  食材を個々に順番に炒めて食材の陰性を飛ばし

  陽性に近づけてから調理(陽性食)したり

  陰性の食材だけ単品で調理(陰性食)するなど

  手順はいろいろ。

こんな料理法の違いから

同じ食材で同じものを作っても

味と陰陽の状態には違いが出ます。

中庸食の代表には

お米や母乳がありますが

どちらもほんのり甘味があるのが特徴で

重ね煮料理もそんな甘味を持っています。

 

どちらが良くて

どちらが良くないというものでもなく

我が家では

重ね煮は、日常の食事。

マクロビオティックは、養生の食事。

体の状態を観て

崩れたとき(陰性や陽性に傾いたとき)は

マクロビオティックで集中的に偏りを無くし

普段は、重ね煮中心で健康維持。

そして特別な日には

おいしいものを何でも食べる。

そんないいとこ取りの食生活を送っています。

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梅干作り

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梅干作りの季節がやってきました。

梅雨入り前は草刈、種まき、梅干作りと

何かと忙しい季節。

今日はプラムのようなフルーティーな香りに包まれて

梅を洗い、なり口を取り

容器と梅を焼酎で消毒し

塩をまぶし漬け込みました。

今回は去年よりも少し多めに5キロ。

梅酢がうまく上がってくるのを願い、梅を並べていきました。

土用干しが楽しみです。

美味しい梅干に変身してくれますように!09061011f100001609061011f1000015

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重ね煮料理

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我が家では食卓の中心に、いつも「重ね煮料理」があります。

長男を出産した助産院で入院食として口にしたのがはじまりです。

ここの助産院では、母乳育児に良い食事として取り入れていました。

はじめて食べたときには、おいしさが体にしみ込み、涙が出てきました。

この料理を追求したいと、料理教室に通い5年。この春で卒業です。

私の先生である梅崎和子さんの著書の中でこう紹介されています。

重ね煮とは、

ひとつの鍋に素材を

重ね入れて調理する方法。

その際、重ね方が

ポイントになります。

中国に古くから伝わる自然界の

すべてのものは、「陰」と「陽」に

分けられるという考え方で、

土の中に育つ野菜(陽)は上に、

土の上に育つ野菜(陰)は下にと、

自然界の天地と逆の順に、

鍋に重ねていくと、

野菜のエネルギーが調和して、

素材本来のうまみが引き出される

という料理法です。

2人の子供達も、いつも「おいしい!」といって食べてくれます。

我が家の日々のレシピも、ときどき紹介します。

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